ストーリー

第四話:巨神の塔

ある静かな夜、サンライト城の東北部を怪しい風が吹き抜けました。
それは黒い影となりアポロンが琴を奏でる湖から抜け、
夜の静けさを破り月を呑み込むかの如く空へ駆け上がりました。
黒い影の出現・・・それが全ての災いのはじまりでした・・・

天を貫かんとそびえ立つ巨塔――アトラス・・・
それはゼウスによってあらゆる者の目から隠された地上と天を繋ぐ唯一の道。

黒い影の出現により一夜にしてこの天への唯一の道がガイア大陸に姿を現しました。

そのころ、神々が住むとされるオリンポス城では・・・
厳かな空気が漂う城の一角で、ゼウスは黒い影の出現とアトラスの決壊の崩壊の報を受け、
錆びついた金属製のオーブに神妙な眼差しを向けておりました。

「・・・・・・今度こそ全てを砕く・・・」
唐突に発せられたその言葉と共にその両手にはオーブを潰すかのごとく力が込められ
その様子を伺っていた伝令たちを震えあがらせました。

「皆の者よく聞け!戦の支度をせよ!
これより・・・オリンポスの未来に関わる重大な戦をはじめる!」

ゼウスが宙に手を振り上げると、周囲の天使たちもこれに応えるように武器を掲げ、
天に向かいオリンポスの未来を守ることを誓う咆哮があがりました。

こうして天の歴史に名を残す激しい戦いの幕が切って落とされたのでした。